短絡保護回路
短絡保護 / 過負荷保護回路を持つスイッチは、一般的にリレーやコンタクタと共に負荷として見なされます。直流素子と比べて、保護コンタクトやリレーのスイッチがONした場合、常に物理的な接触部を開放していなければならないため、その負荷は静的な動作の6 ~ 10倍となります。
数ミリ秒後、負荷(電流)の安定値に到達します。データシートに記載されている定格動作電流 ieは、スイッチがオフの時に流れる電流の許容値です。そのため、回路が短絡するとこれらスイッチの開放電流が大きくなります。例えば、コンタクタは機械的 / 電気的な理由から完ぺきに閉じることができず、いずれ過負荷に達してしまいます。
この場合に過負荷保護回路が使用されます。過負荷は遅延を持ってゆっくり動作し、そのトリガのしきい値は許容最大値よりわずかに大きい程度です。
負荷のレベルを基に、20 ms以上経過したのちに反応 (または電流の遮断)が行われますが、この場合、リレーやコンタクタは正常オン / オフできる状態であり、障害のあるこれらのデバイスがバルーフのデバイスを損傷させないようにしなければなりません。短絡保護 / 過負荷保護回路は、双方向で動作するように設計され、スイッチング電源の電圧によりトリガされたあとは、リセットしなければなりません。