偏光フィルタは必要?

偏光フィルタ

従来のセンサでは、ステンレスやアルミ、ブリキなどの光沢ある表面により照射された光の一部が直接反射してしまいます。そのため、従来の光電センサではリフレクタからの反射を確実に区別することはできませんでした。つまり、誤動作してしまうということです。

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これを解決するため、回帰反射型の光電センサに偏光フィルタを搭載し、光学プリズムを持つリフレクタと共に使用することで、物体からの反射だけをブロックし、逆に、リフレクタからの反射光だけを検出することができるようになりました。照射光は単一の光ビームの束であり、そのすべてが電波軸に沿って放射状に振動しています。

 

しかし、振動面は互いに影響せず、任意の角度で発生します。(図参照) 照射光が偏光フィルタ(細線格子)に当たると、格子と平行な振動方向の光は通過でき、垂直方向の光はフィルタされます。

他の全ての振動面では、平行成分で構成された光の一部のみが通過します。

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